全国のマンション管理組合で行なわれている収益事業が、税金を無申告状態であることが次々にわかってきました。
マンション管理組合が駐車場のサブリースや携帯電話のアンテナ基地局の場所を貸与することによって得た収入を税務申告せずに放置している問題です。

さらに驚くことには、マンション管理組合が理事会などで税金の無申告状態について議論しているのにもかかわらず、無申告のまま放置しているのです。

私も分譲マンションの区分所有者の一人として、マンション全体の意思決定によって、税金の無申告という脱法行為を続けることなど想像すらできません。

このような人たちと同じ建物に住んでいると考えると、恐ろしくなります。
これまで何度も申し上げていますが、税務申告は任意ではなく義務なのです。
マンション管理組合において、税金の申告を行うかどうかの議論を行うこと自体が不自然です。
マンション管理組合が得た収益を無申告であることが違法である事の認識をするべきなのです。

現代のモラルと一般常識はどこに行ってしまったのでしょうか?
とにかく、無申告状態であるマンション管理組合はまず税額のシミュレーションを依頼することからはじめましょう。
今対応すれば、決して驚く程の税額にはならないはずです。